2009年06月23日

1-4教室:ライブレビュー

準備中
準備中(YOUSAY)

準備中(YOUSAY)

東京Aリス
東京Aリス(YOUSAY)

petite pisseuse
petite pisseuse(YOUSAY)

鈴木康文+山本達久
鈴木康文+山本達久(インプ)

鈴木康文(ターンテーブル/レコード)と山本達久(ドラム)の二人による即興の対話。それぞれターンテーブル、ドラムと異なる楽器を使用する二人だが、驚くべきは次々と音が散りばめられ、重なり、またそれが分断、解体されていく作業が二人によって繰り返されていくうちに、次第にターンテーブルとドラムという、身体性、時間性、他にも様々な点において真逆とも言える性質を持つ二つの楽器が、熱を帯びながら混じり混ざり、一つになっていく過程が見えたことだ。この異種混交的、かつ即興的な音の連なりと連鎖は、本来的、かつ現代的な意味において、「ヒップホップ」と呼べるのではないのだろうか。(藤本類)

VJ:onnacodomo
onnacodomo(インプ)

大城真
大城真(インプ)

OPQ
OPQ(豊田)

OPQ(DSK1031)

学習机の上に山盛りに置かれているのは、複雑な配線を施した機材におもちゃの楽器、傍らには自転車の車輪を改造した「ホイールハープ」と、とにかく見た目にはすごいインパクトだ。そんな光景に呆気にとられている筆者を他所に、OPQのライブは始まった。OPQはループフレーズに合わせながら、洪水のように音を送り出す。そして、メンバーのスザキタカフミとアリタンボウが、それぞれ思い思いのままに音を加えていく。ただ、面白いのは二人が音を出せば出すほど、空間は一体化してくることだ。不意にスザキタカフミがギターを床に置き、足で乱雑にアームを踏んだりスクラッチを見せたが、それも決して大仰なパフォーマンスではなく、れっきとした彼らの音楽の構成要素の一つなのだろう。そうした意味では、彼らの本懐である「即興性」が遺憾なく発揮されていたライブだったと思う。(池田悟)

IMG_7109-1.JPG(DSK1031)

OmeZombie+大竹康範(マヒルノ)+A(sajjanu) +Kevin
OmeZombie+大竹康範(マヒルノ)+A(sajjanu) +Kevin(YOUSAY)

OmeZombie+大竹康範(マヒルノ)+A(sajjanu) +Kevin(DSK1031)

2007年春頃、安藤暁彦と恵美伸子による即興デュオとしてスタートしたオムゾンビと、マヒルノやsajjanuにて活躍するギタリスト大竹康範などによるコラボレーション。ほの明るい教室にて、背景のサイケデリックでカラフルな映像を受けてのライブでした。ギター、シンセサイザー、そしてドラム、パーカス、サックス、ハーモニカその他による即興演奏は、まさにアヴァンギャルドと言うべきでしょう。何か未知の生物がうまれそうな。そう感じるのは、彼らが「音の性質を知ろう」としているかのような、黙々と真剣な、それでいて好奇にあふれた姿勢を見せていたからでしょう。高・中・低音が入り混じって、実験的ではあるけれども、テクニックもセンスもきらりと光るような演奏。徐々に空気が高揚していく様、近づいて楽器を交換する様含めて、グッと引き込まれるパフォーマンスでした。(中井論香)

VJ:OHPIA
OHPIA(DSK1031)

OHPIA(YOUSAY)

_DSC6844-1.JPG(YOUSAY)

shibata & asuna
shibata & asuna(DSK1031)

shibata & asuna(YOUSAY)

「ダラダラやります」とのなんとも力を抜いた宣言で始まったshibata&asunaの演奏。始めは、探り探り演奏しているようにも見受けられたが、パーカッションが鳴り始めると俄然演奏にもリズムが出てきた。クラッカーを鳴らしたり、ぜんまい仕掛けのおもちゃを動かしたりと、なんだかやっている本人たちが一番楽しそうだ。鳥の鳴き声、タンバリン、おもちゃの電子音に、時計のチクタク音、実に様々な音が入り乱れる空間には独特の浮遊感と不思議さが生まれる。そうした浮遊感が教室内に浸透し始めたころに、彼らは再びクラッカーを「パンッ!」と鳴らして観客を現実に引き戻した。その辺の幕の引き方もあっさりしてていい。(池田悟)

_DSC6890-1.JPG(YOUSAY)


畔(インプ)


畔(YOUSAY)

畔はオルガンや笛のゆったりとしたメロディに合わせて、うさぎやさまざまな生き物の影絵を展開するユニットだ。ただ、その影絵によるストーリーというのも、どこかペーソスに満ち溢れながら、どこか残酷な話だったりする。言うなれば薔薇のように、随所にとげを持たせた童話の世界、というところだろうか。そうしたスクリーンの中のノスタルジックな現実が観客に問いかけるものは様々で、時にその物語や音楽との調和の真の意図を探りたくもなってしまう。だが、本当のところはもっとシンプルな楽しみ方でいいのかもしれない。つまり畔の二人がつむぎ出す、音楽と影絵が渾然一体となった空間を純粋に楽しむ、ということだ。解釈の仕方はどうあれ、そこには僕らが小さな時に見た、紙芝居や絵本といった懐かしい光景が拡がっているんだから。(池田悟)

20090352.JPG(インプ)

JON(犬)
JON(犬)(インプ)

JON(犬)ケンジルビエン
JON(犬)とケンジルビエン(インプ)

舞台袖から着ぐるみをきたJON(犬)が姿をみせると、会場は思わず「わっ」と反応した。この時反応には、二通りのパターンが考えられる。(1)JON(犬)のファンが「お〜現われた!」と反応したケース。(2)その着ぐるみの姿に驚いたケース。筆者は後者だ。事前にJON(犬)のことを各種媒体で拝見していたが、実際見るとあの大きな狼犬の着ぐるみが与える視覚的なインパクトは相当なものだ。しかも演奏が始まり、着ぐるみの口から小さな子供のような独特な声が聞こえてくると、足踏みオルガンのどこか調子っぱずれの音と相まって、尚のこと奇異に写る。だけど不思議なことに、段々そのアンバランスさが心地よくなってくる。会場もそんなJON(犬)の不思議な魅力で、どんどん人が集まってきていた。今も「ジョンの牛」を始めとしたさまざまな楽曲は、今でも頭から離れようとしない。多分、病み付きになるていうのはこういうことを言うのでしょうね。(池田悟)

20090360.JPG(インプ)

大セッション大会
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この日、104号室では、本来Evil Moistureのライブが行われるはずだったものの急遽キャンセルに。その代わりに、大セッション大会と称して、熱い音のぶつかり合いが繰り広げられた。ギターを弾くマヒルノの大竹の「気持ちいいヤツで」との一言で始まったセッションは、ドラム&ギターが思い思いに、激しく自身の楽器を弾き始めてスタート。そこにケビンの比較的ゆったりしたオルガンベースが対照的に被さることで抜群の安定感が生まれる。急造メンバーによる「一度きりの音楽」は、良い意味での緊張感とそれぞれの音楽のバックグラウンドが味わえる面白いセッションだった。(池田悟)


marron
marron(DSK1031)

テクノ手芸部
テクノ手芸部(インプ)

IMG_7066-1.JPG(DSK1031)

Hidenobu Ito
Hidenobu Ito(インプ)

キセルをチラ見し、Hidenobu Itoを見るため初1-4教室へ。ここも体育館同様禁止。持参のスリッパに履き替えて、始まるのを待つ。座りながら万華鏡のようなVJに見とれながらHidenobu Itoの出番を待っていたけど、ずっとDJだと思っていたその人がHidenobu Itoだったことに気付く。1組でのバンドを見る機会が多かったせいか、てっきりアコースティックかもしくはファンクやブルースっぽいソロかと勝手に思っていた、、。テクノとかは苦手なんだけど、ゆる〜いエレクトロニカに綺麗なVJのスクリーン効果もあって気分よくビールを2本も開けてしまいHidenobu Ito終了。もっと早く気付けばよかったと反省しつつ、おいしくビールが飲めたのでいいかと納得し、3杯目のビールを開ける。(鈴木知美)

IMG_7071-1.JPG(DSK1031)

河村康輔
河村康輔(YOUSAY)

Motallica+yudayajazz
Motallica+yudayajazz(インプ)

この日、1―4教室は最後まで機材トラブルに見舞われた。これまで数々のアーティストもさまざまな機材の不具合に悩まされる場面がみられたが、トリを飾るMotallicaもその例外ではなかった。始めは、用意していたプロジェクターが作動しなかった。長引く準備に少しイライラしている様子も見受けられたので、演奏に影響しないかなとも心配したが、実際そんな心配は無用だった。気を取り直して始まったライブは、中野のパワフルなドラムに、機械制御で狭いステージ内を動き回るウーファーで大盛り上がり。自然と観客の頭も上下に動き出し、この日、オーディエンスが一番の反響をみせたのは間違いないだろう。途中、やはり配線トラブルで演奏が一時ストップしたが、その間をつなぐ様にドラムとキーボード、闖入した(?)パントマイマーがパフォーマンスを見せる。そういった演出も含め、もう単純にMotallicaの音楽は格好良かった。月並みな表現だけど、これに尽きる。(池田悟)


写真 / 豊田元洋、インプ、DSK1031、YOUSAY
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2009年04月22日

ケンジルビエン

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ジュラ紀生まれの改造ダンサー。
ダンスカンパニー BABY-Q、バンド渋さ知らズに参加。様々な音楽家と神出奇抜にセッション繰り返す。
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2009年04月13日

marron

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アートスクール卒業後、バンドのフライヤーや、Tシャツデザインをする。(最近では、TheピーズのTシャツデザイン)。2003年、下北沢ギャラリーGekiにて初個展「マロンチックはとまらない展」を開催。以後、毎年場所を変えて、個展やグループ展を行う。絵の他にも、自ら作詞作曲したオリジナル曲で弾き語りをする《マロンチック》で、まるで小さなサーカス小屋のようなLive&パフォーマンスを行う。
以前、写真家 花代ともアニエスb銀座店にてコラボレーションでLiveを行う。

弾き語りからパンク、テクノ、プチ大道芸、絵描き…etcで色々と表現活動を続けている、なんでも屋さん?!です。

http://www.myspace.com/marrontic
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