2009年06月23日

G-1教室:ライブレビュー

開演前
IMGP1758.jpg(川口)

hitori
hitori(川口)

VJ: eetee
eetee(川口)

イルリメ
イルリメ(川口)

イルリメ(川口)

ライブ動画


独自で揺らぎないポップセンスをひっさげて、2000年からインディーズのラップ・ヒップホップシーンを先導し続けているMC/トラックメーカー、イルリメ。そんな彼、サンプラーを抱えて高台に上り、照明を眩しそうに受けての登場。部屋いっぱいの人々が大きくどよめき、「本当にみんなイルリメ愛していますね!」と思わず誰かに伝えたくなる程の空気。「イルリメもいてもたってもいられない」を「前のほうホンマにええ顔」しながら会場一体となって大合唱。一番スリリングなものを求めて、1人のお客さんにサンプラーを渡し、即興的にも曲を披露するなど、エンターテインに全く事欠かないライブでした。愛は全く確かに空気を変える、故彼のライブは誰もかれもが虜になるのでしょう。(中井論香)

藤本ケイジョウ
藤本ケイジョウ(川口)

BREAKfAST
BREAKfAST(川口)

BREAKfAST(川口)

ライブ動画


ひたすらに東京のみに限らず日本のアンダーグラウンド音楽シーンを牽引してきた、というよりもその活動そのものがアンダーグラウンド音楽の豊穣ともいえるBREAKfAST。彼らの肉厚で鋭利なハードコア・グルーヴを、vo.森本氏の焼け付く咆哮とバンダナと身体が加速させ、会場であるG-1教室はまさに「るつぼ」と化す。そこでは、退屈なアーティスト幻想やら、バイトのシフトやら、音楽好きのウンチクやら、なんやよう分からん面倒くさいものが次々と焼き払われ、BREAKfASTの音楽に火をつけられた人々がたまらず繰り出すモッシュ、踊り、叫び、そして満面の笑みが充満する。この空間こそがBREAKfASTのハードコアであり、まんまと乗せられてしまった人たちの酒臭い吐息、叫び、笑い声は、まぎれもなく素晴らしい歌なのである。(藤本類)

Cbtek!
Cbtek!(川口)

WSZ80 × eyama
WSZ 80 × eyama(川口)

WSZ 80 × eyama(川口)

ゆーきゃん×石橋英子×山本達久
ゆーきゃん×石橋英子×山本達久(川口)

ゆーきゃん×石橋英子×山本達久(川口)

ライブ動画


ゆーきゃんによるアコースティックギターと歌、石橋英子によるキーボード、山本達久によるドラムスという豪華なコラボレーションには、広い部屋がいっぱいに埋まるほどの多くのお客さんが注目。打ち合わせが直前とのことでしたが、それを全く感じさせない、カチッと統一感のある、且つ洗練された都会の音でした。甘くかすんだ声と、それを活かすコーラス、完成されたリズム、とそれぞれの持ち味がでて、存在感もセンスもダイレクトに伝わってきました。静かな展開で、みんな体を微かに揺らしているのだけれども、決してそれが単調ではないのは、うねうねと変化する人間味が感じられる故でしょうか。何にせよ、日本のアンダーグラウンド音楽を支える名演奏家のパフォーマンスは、静かに「 聴かせる」といった印象を与えていました。(中井論香)

藤本ケイジョウ
藤本ケイジョウ(豊田)

藤本ケイジョウ(川口)

サイプレス上野とロベルト吉野
サイプレス上野とロベルト吉野(豊田)

サイプレス上野とロベルト吉野(川口)

この日(も)、二人は闘っていた。ステージの上、言わずもがなの世界戦。2対多数の不利な勝負、でも二人はずっと勝ってきた。なぜって? いつも二人でいたからだ!廃校最高と韻を踏み、はにかんだ笑顔を見せるMCサイプレス上野と、上半身裸に鉢巻姿、超絶技巧のDJロベルト吉野はなにを隠そう超本気、なんの衒いもなく「みんな友達」と嘯き、世を憂い糾弾し笑い飛ばし、「HIP HOPミーツallグッド何か」を座右の銘に掲げる〈サ上とロ吉〉が、「allグッド何か」という独特の言い回しの中に、ただ彼らに煽られるがままに声を上げることくらいしかできない僕らを間違いなく入れてくれていて、さらに「決してHIPHOPを薄めないエンターテイメント」という姿勢も僕らを正面から見ていてくれて、だから、僕らだって一瞬だって目を離すわけにはいかないし、つまり、廃校フェスで一番、最高の盛り上がりを見せたことは当然だったってこと!(山崎雄太)


DSC_0618.jpg(豊田)

Limited Express (has gone?)
Limited Express(has gone?)(川口)

Limited Express(has gone?)(豊田)

ライブ動画


京都府出身のスリーピースバンドLimited Express (has gone?)は、やっぱりライブでの存在感の出し方がとっても上手。後方のドラムスと前列2人のトライアングルで、ガッチリ結束されて迫力のある音で迫ってきます。あわあわと焦ってしまうくらいに、力強いデカイ音が圧倒的。彼女らのドシドシゴリゴリギギーな音に、何もしていないのに体がのけ反っていく感覚がありました。それぞれのベース・ギター・ドラムが叫んでいるようで、逆にボーカルの声が楽器としてあるようで、奇妙な交差にお客さんも振り回され、跳んではねてのパワフルなライブでした。(中井論香)

younGSounds
younGSounds(川口)

younGSounds(豊田)

younGSounds(豊田)

ライブ動画


衝動。咆哮。躍動。どれもこれもグルーヴィン。夜も更け、雨の降りしきる祝祭も大トリで遂に真打ち登younGSounds!younGSounds!先日脱退したイルリメも参加し、焼けつくスピードときらめくポップネスが絡み合いながら、ヤツらのライブがイカれた連中で溢れかえるG1教室をまるごと音楽宇宙までフルスイングでかっとばす。ロックでヒップで胸キュンでソウルフルで…まあそんなことどうでもいいじゃないか、今夜は踊り明かそう!夜は長い。祭りは終わらないのさ、younGSoundsが踊りまくっているから!音楽は終わらないさ、younGSoundsが歌いまくっているから!(藤本類)



写真 / 豊田元洋、川口明日香
posted by 廃校フェス実行委員会 at 08:00 | TrackBack(0) | G-1
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